時感術

時間管理の基本を押さえる 〜7つの習慣に学ぶマトリクスの構造〜

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時間管理の基本を押さえる 〜7つの習慣に学ぶマトリクスの構造〜

時間管理の基本を押さえる 〜7つの習慣に学ぶマトリクスの構造〜

2025/12/18

『7つの習慣』で紹介されている時間管理のマトリクスは、時間の使い方を「緊急度」と「重要度」の2軸で整理する、非常に実践的なフレームワークです。
タスクは次の4つの象限に分類されます。

・第一象限:緊急かつ重要

・第二象限:緊急ではないが重要

・第三象限:緊急だが重要でない

・第四象限:緊急でも重要でもない

このマトリクスの最大の価値は、自分が“どの象限に時間を使っているのか”を客観的に可視化できる点にあります。私自身、セミナー準備や打ち合わせに追われる日々の中で、この整理を行ったことで、無意識に「緊急な仕事」ばかりを優先していたことに気づきました。

ビジネスをされている方の多くも、目の前の対応に追われがちではないでしょうか。まずはこのマトリクスの構造を理解することが、時間管理を根本から見直す第一歩となります。

目次

    第一象限の罠と脱出法

    第一象限の仕事は、締切間近の案件や突発的なトラブル対応など、「今すぐ対応しなければならない」ものが中心です。確かに重要ではありますが、ここに時間を奪われ続ける状態こそが、忙しさから抜け出せない最大の原因でもあります。

    私の経験上、第一象限に追われているときほど、心の余裕がなくなり、結果としてミスや追加トラブルを招きやすくなります。コヴィーが指摘するように、この象限を減らす鍵は、次に紹介する第二象限への意識的な投資です。

    第二象限に集中して未来を創る

    第二象限は、「緊急ではないが重要」な活動、つまり将来の成果を左右する行動が集まる領域です。計画立案、準備、学習、人間関係づくりなどがここに含まれます。

    セミナー業界で成果を出し続けている人ほど、この第二象限に時間を確保する習慣を持っています。私自身も、あらかじめ準備や振り返りの時間を予定に組み込むようにしてから、突発対応に振り回されることが大幅に減りました。

    忙しく働く皆さまにこそ、「後回しにしがちな重要なこと」に、あえて時間を使う意識を持っていただきたいのです。

    第三・第四象限の見極めと削減

    第三・第四象限は、気づかないうちに時間を奪っていく存在です。特に「緊急そうに見えるが重要ではない依頼」は、断れずに引き受けてしまいがちです。

    ここで必要なのは、すべてに応えない勇気と、時間の使い方を自分で選ぶ意識です。環境を整え、集中できる時間を守ることで、第二象限に使える時間は確実に増えていきます。

    7つの習慣で実践する時間管理の極意 〜持続可能な成長への道〜

    『7つの習慣』の時間管理術は、単なる効率化のテクニックではありません。自分の価値観に沿って時間を使うための指針です。

    仕事や人生をより充実させたいと考えている方にとって、時間の使い方を見直すことは、未来への最も確実な投資といえるでしょう。本コラムが、その第一歩となれば幸いです。

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